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久保、振り返る。

僕はとんでもなく美しいものをたくさん知っています。

それはそれはもう、とんでもないわけです。

とんでもなくて、心臓も脳もどこかへ飛んでいくほどとんでもなくて、

とんでもないのに飛んでいくわけで、

ということはとんでるのかとんでないのかもうわけがわからなくなってしまって、

それは要するにもう、とんでもないわけです。









年齢を追うごとに、自分はわけのわからないものに取り囲まれているようだ、と感じるようになりました。

清潔感溢れる真っ白な部屋の中にいるんだと思っていたのに、どうやら自分の体すらろくに見えないぐらいの真っ白な霧の中にいたようです。

そんなことを、ふと感じてしまうわけです。

歩いているカラスを目で追いたくなる時とか、ドアノブを両手で回したくなる時とか、そういう時にふと感じてしまうわけです。











そんな時、とんでもなく美しいものは迫ってきます。

とんでもない勢いで迫ってきて、通り過ぎる。

僕の体のすぐ近くをすれすれで通り過ぎて、目も開けていられないほどのとんでもない風を起こすわけです。

そうして何が起きたか分からないまま目を開けると、さっきまで目の前にあった霧が少しだけ晴れているわけです。

そうやってまた少し違う景色を見るのです。


















今年もとんでもなく美しいものをたくさん知りました。

それはそれはもう、数えてたらきりがありません。

きりがないのに霧だらけなわけです。

だから、来年ももっともっとたくさんの美しいものを知りたいのです。

知っても知っても霧だらけです。

それでももっと知りたいのです。

けれどもやっぱり霧だらけです。

それでももっと知りたいのです。














みなさま、よいおとしを。

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