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【インタビュー】「歌わせたい男たち」より山岸千織(ちおり)

どもども、りんこと喜田です。

さぁて今回はインタビューです!
中々ドキドキ見切り発車でやっていますので、ぜひご意見がほしいところです。
是非ご覧ください(切実です笑)

今回は「歌わせたい男たち」より仲ミチル役のちおりこと山岸千織です!


公園にて、前が山岸。後ろが一期生の石田

山岸:緊張する(笑)
喜田:(笑)

因みにこのインタビュー、夢を追いかけようとしている大学生は見といた方がいいと思っています。

1.大学生活と演劇について
喜田:坂山にも同じ質問したけど、Q1.大学四年間振り返ってどうだった?
山岸:いやあ楽しかったですね(笑)。社会人ていう立場になって、学生とは違う存在になったわけじゃない。そうなってみて初めて大学生っていう四年間のすばらしさっていうのが分かるようになった。だから経験しているうちは分かんないんだなぁって。この楽しい時間ということがそんなに凄い時間なんだ、ていうのが分かった。
喜田:後になって気付くもんなんだなっていうのは俺も思った。
山岸:そうそうそう。気付いたころには遅いね(笑)。もっといろんな事すればよかったってすっごく思う。ほんとに別に、とクン別なことをするわけではなくて、友達ともっと遊びに行けばよかったとか、旅行に行けばよかったとか。こんなに休みがあるんだしとか、そういうのは思う。
喜田:今思えばあほみたいに大学の夏休みとか長かったからなぁ。
山岸:なんかね、嫌いだった勉強とかをもう少し楽しめたんじゃないかなぁ、とか思ったり。座学でも「先生の話ただ聞くだけじゃつまんねぇ」とか思ってたけど、いやぁあれ結構楽しかったかもしんないなぁとか思ったり。でもこれでまた大学生に戻ったら、「先生の話つまんねぇ」とか思うのかもしんないよ?
喜田:うんうん。
山岸:分かんないんだけど、失って初めて、楽しかった時間だったなっていうのは凄く思う。それはイサムとしおむすびがあったからかな、とは思うかな。それの二つに関わってなかったら、こんなに終わって悲しかったなって思う大学生活じゃなかったかもしれない。
喜田:あーなるほどね。やっぱり、高校生から演劇をやり始めて、7年間やってきたわけじゃない。7年間ってやばいね。
山岸:うん、長い。私高校三年のときに「演劇はもうやらない」って思ってたの。でも、いろんなサークル回ってもめぼしいサークルがなかったのもあるんだけど、アトリエ(※)入った瞬間に「あー落ち着く~」って落ち着いちゃって現在に至るのかな。あ、後演劇部に入部したきっかけっていうのが、部室があるじゃない、一年の新歓の時に同期の友達と演劇部の部室に行ったらしょんさん(※)がいて、で喋ってたの。そしたらしょんさんが「お前ら入部するの?」って聞いてきたの。そしたら一人の女の子が「私入部します」って。私としてはどっちか悩んでたんだけどしょんさんが「お前はどうするの?」って聞いてきて、「ここで断る雰囲気じゃなくない?」って思って「入部します」って言ったのが、入部のきっかけ笑。
※:アトリエとは学習院大学演劇部の活動場所である大学内にある小劇場のこと
※:「しょんさん」は忍翔のあだ名

喜田:流されスタートだ(笑)
山岸:まぁどうせ入ってたと思うんだけど、そう考えたら忍翔さんに人生振り回されたな(笑)
喜田:これしょんさん聞いたら絶対てめぇの勝手だって絶対言う(笑)
山岸:ほんとそう(笑)。勝手にお前が振り回されてるんだろって思うけど、そう考えればイサムの始まりも忍翔さんだったのか。罪深いなぁ(笑)。でもあの時しょんさんが聞かなかったら、もしかしたら、入部しなかったかもしんないからさ。
喜田:それは中々の分岐点だね。Q.2 千織が本格的にしおむすびに入ったのはいつだっけ?
山岸:えーとね、いつだっけ。
喜田:あ、あれだ、てんむす(※)だ。
※:2011年の学習院の学祭で行われた演劇部の「学祭コント2011」にて行われた即興ライブのこと
山岸:そうだ、学祭だ。今思えばやったきっかけも不純だったけど笑。中いいやつらがやろうとしてたから私もやろっかなぁって。
喜田:お、流されの山岸が
山岸:いやほんと、私流されの山岸でいいぐらいに流されてるから。自分の意志では動かないw(笑)
喜田:そこでインプロ楽しいって思ったの?
山岸:インプロはね、今でも苦手(笑)
喜田:あーやっぱりそうなんだ。
山岸:正直言うと好きじゃないw
喜田:まぁそういう人はえてしているからね。とはいえ四年間やってて苦ではなかったでしょ?
山岸:うーんあれかな。「このメンバーだったからやりたかった」ってのはある。だからしおむすびの人が一人もいないところでやろうとは思わないかな。この人たちがいるから安心してやれるってのがある。この人たちがいれば、怖いけど、何とか助けてくれるだろうなって思うから、大丈夫かなって思う。
喜田:千織の中でそれがでかいんだね。
山岸:うん。その人たちがいても怖くてできない時はあるから。インプロをやるっていうよりはみんなと遊ぶのが楽しいみたいな、皆と遊びたい、きゃっきゃきゃっきゃしたいみたいなね。
喜田:あーそうか。学生時代はそれが楽しくて、「これが演劇が私が生きる道なのかもしれない」って思って、夢から覚めたら「あれ、違うかもしれない」って。
山岸:そうだね。だから「演劇が好きだった」とかじゃなくて「みんなといるのが好きだった」かな。

2.しおむすびの脚本女優
喜田:なんだかんだ、千織が一番しおむすび脚本に立ってる気がする。
山岸:ほんと?
喜田:えっとね、「トランス」「ハルシオン・デイズ」「カメヤ演芸場物語」「バンク・バン・レッスン」「歌わせたい男たち」の五個で、最多出演だ。なんだかんだ脚本の人って感じか。Q.3 「歌わせたい」を除いた四公演の中でいちばん思い出深いのはなに?
山岸:各々あるけど、多分ね「トランス」(※)。未だに感覚が残ってるから。


※:2012年に公演した最初の鴻上企画。喜田(当時は本名名義)も出演した。

喜田:分かる、俺未だにおかまできるわ(笑)。
山岸:笑。まぁ初めてだったていうのもあるし、もう二度と集まらないメンバーだったっていうのもあるし、他の作品は成長すればするほど「今だったらもっとできたのにな」って思うんだけど、「トランス」に関しては、普通のシーンではできるとは思うけど、爆発した時の衝撃はあの時以上のものはないから(※)、何年たとうが生涯あれを超えることはできないと思う。あれがすごい大きなものだと私は思ってる。
※:「トランス」の千秋楽、あるシーンで山岸からしたらそんな流れも説明もなかったのに、喜田に頬をひっぱたかれた(因みに忍翔の指示)。
喜田:そうだね、あれを超えれるのは無理だね。
山岸:後ね、お母さんが「トランス」の千秋楽を見に来てくれて、お母さんが私たちの芝居を見て泣いてたのね。後にも先にも泣いてたのはそのときだけじゃないかな。だから記憶に残ってるからな。
喜田:考えてみれば、おかんを泣かせるのはないね。
山岸:だから、「トランス」だね。
喜田:「歌わせたい」の話になるけど、Q.4 「歌わせたい」の話を聞いたときどう思った?
山岸:配役を聞いて、私と坂山がメインっていうのを聞いて、「あぁ、きっと忍翔と一緒にやるのはこれが最後にするつもりなんだろうな」って思った。
喜田:おー…そっか。しょんさんと千織の絆って深いと思うのよ。同じ名古屋出身だし(笑)、「夢見る男女」(※)っていうWebラジオもやってたし。何年あれ。
※:忍翔と山岸が二人でパーソナリティを務めていたWebラジオ(Click!)。同名の忍翔プロデュースの演劇団体も存在していた(Click!)。
山岸:二年半かな。
喜田:すげぇ!カップルじゃんwwww
山岸:絶対に嫌だよwww
喜田:隔週一回ずつだから?全何回?
山岸:60回で終わった。
喜田:すげぇ!ロングランですよ!Q,5 で、最後だって思ったときに、どういう気持ちが芽生えた?
山岸:えー寂しかったかな。話を聞いたときはまだ俳優をつづけるつもりだったかなぁ。で、それで、いつだったかしょんさんに呼び出されて、「お前ほんとにどうするんだ」って説教されたことがあって、でそんときに「俺が怒るのはほんとにこれが最後だからな」っていわれて、私しょんさんのことを親族に近いものだと思ってたのね。で言われて、「あぁ私は一個人として見られて、でこの人は私の家族ではなくなる。ほかの役者と同じ目線で見られるんだ」って思ったら、非常に悲しくなっちゃって。特別視をしてくれないんだって思ったの。
喜田:関係が変わった瞬間だったんだろうね。
山岸:そうだね、うん。もう、甘えさせてくれないのかと思ったら悲しくなっちゃって。
喜田:でもやるって決意をしたんだよね。
山岸:なんだかんだ「歌わせたい」をやるっていわれてうれしかったから。
喜田:選んでくれてみたいな。
山岸:そうそうそう。その時はまさかメインはるとは思わなかったから。

3.「歌わせたい男たち」のミチル
喜田:Q.6 どう?ミチル。
山岸:ミチルはね、自分と似てると思うよ。
喜田:あ、そうなんだ。
山岸:でも大人だなって思うのは、最終的には自分で結論出すところ。私なら取れない行動だからなって。私も結論出せるようにならなきゃなって思ってるの。尊敬するかなって。インタビューで絶対聞かれると思ったのがQ.7 ミチルにとって音楽はあなたにとってなに?くるだろうなって思って用意してたんだけど。
喜田:う、うん。
山岸:(こいつ用意してなかった…!)私は、それだけ好きになれるものがないの。ミチルみたいに。ミチルは音楽が好きでシャンソンをうたってたんだけど、その夢をあきらめて、でも音楽には携わっていきたいって思って音楽教師になったんだけれども、私はわらをもすがるような思いで夢中になれるものがない。演劇かなって思ってたんだけど、そうじゃなかったから。周りに流されて流されて、結局あやふやにして生きてきたところは似てると思う。でも最終的に結論だすから、大人だなって。
喜田:それは面白いね。
山岸:自分だけの道じゃなくて、作中で、拝島とか、与田とか片桐とか、自分の主張を一本筋通したものにしてるじゃない。でもミチルは「わたしはどっちでもいいと思いますけど」ってなーなーにしてるところとかは似てるなって思ったし、そこにわざわざ踏み込んでいくこともなければ、賛成することも否定することもないから、言うならば「皆さんの味方ですよー。どっちの立場も分かるよーわかるわかる」みたいな。
喜田:Q.8 お客さんたちに「歌わせたい男たち」をどんな気持ちで見てほしい?
山岸:んーとね。これ私が見たことがあって、一回お客さんの立場になった経験からなんだけど、見たのが大学一年のしょんさんの時(※)で、そんな問題があるとは知らなかったのよ。身近でもなかったし、自分にとって。でもすごくパワーを感じたの。お客さん一人ひとりにこの問題を重く受け止めてほしいってわけじゃないんだけど、この世界のどこかでそんな問題が起こってて、何かでそれに必死になってる人がいて、そういう勢いを感じてもらえたらいいなって思うし、それが与えられる芝居をやらなきゃいけないなって思ってる。
※:忍翔は2011年に別団体で「歌わせたい男たち」の与田を演じていた
喜田:なるほどね。Q.9 そういう芝居をやりたいって思うに当たって、気をつけてる・こだわってるところとかある?
山岸:あー難しい質問来たな(笑)。なんだろうな…。それが完成してるとは言えないけど、どうしたらつまんないように見せない、難しい話題だから、重すぎないようにつまんなようにさせないように、ポップに明るく楽しいようにしてるみたいな。
喜田:緩和剤みたいな。
山岸:そう…だね、えっと、重いシーン以外はなるべく楽しく過ごしたいなって。そういう風に心がけてるかな。テンポとかもきっと大事なんだろうな。何とも絶妙だからね、難しいよね。
喜田:難しいよ。やっぱり違うじゃん、今までやってきたのとこれと。
山岸:違う。私の頭が追い付いてないもん。

4.共演者について

稽古のワンシーン。左から須賀、山岸、坂山
喜田:Q.10 須賀と坂本はどう?共演者のふたり。
山岸:すごく思うのは、しっかりした子たちだなあって思って。稽古的に、私と坂山がメインだから必然的にこっちに時間が割かれるのよ。すっごく申し訳なくて。「ごめんなさいもっと私が出来れば」、と深々と頭を下げたいことが多い。みんなとシーンをやらなきゃいけないのに、私が私がみたいなとすっごく思う。すごくしっかりしてるし、能力値が高いなぁって思う。
喜田:いい感じにまじめだよね。
山岸:年下があんなにまじめなのに年上は何やってんだていう。ごめんなさい、っていう(笑)。
喜田:Q.11 じゃあ坂山は?存外そんなに舞台でからんでないか。
山岸:そうだね。あんまない。うーん、彼はまじめだね。何かと戦ってるんだなって思う。あれじゃない、忍翔さんがやってた役じゃない。きっとそこでプレッシャー感じてるだろうし、私たちと坂ちゃんとで演出家らの指示がちょっと違うわけよ。坂ちゃんは役者をやりたいわけじゃない。私たちはそうじゃないから対応が違うんだよね。だからそこでもきっと苦しんでる。傍から見たら厳しいこと言われてるんじゃないかなって思うから、大変だなって。あと、割と頑固だから、傷ついてるのか強がってるのかがね、わかりにくい時がある。
喜田:わかるわかる。
山岸:むすっとしてるのか、傷ついて何か考えたりしてるのかとか。でも必ずシーンで私が困ってたりしてると、「俺なんか間違ってたかなぁ」って自分のほうが悪いって思っていってくるから、「坂ちゃんじゃなくて私がパニックになったせいで」ってなるから。
喜田:どうなんだろうね。でもまぁ坂山っぽいな。じゃあQ.11 共演者としての忍翔は?


稽古での忍翔と山岸

山岸:演出としてと込みで言うけど、やっぱり二個(演出と役者)やるのは大変だわ(笑)。拝島は途中から出てくるんだけど、そこまでは客観的に見れるんだけど、立ってるときは立ってた感覚でしかできないじゃん。だからすげぇ大変そう、ていうか大変だって言ってたし。引いたところから見えないから。あと必然的にしょんさんが出てるシーンの練習量が少ないからもうちょっとやりたい(笑)。
喜田:あら(笑)
山岸:頑張ろうね(笑)。あと、一緒にいると安心するかな。一緒に立つと。それはきっと、役者としてのということよりも、人として安心するから安心するんだろうなっていうのは思う。
喜田:あーなるほどね、それは大事なスキルだからな。
山岸:でもパニくってるなっていう時はわかるし(笑)。すこぶる悪いときはすこぶる悪いし(笑)。「お前に言われたくねえ」って言われると思うけど。でも坂山とは別で苦しんでると思う。前、自分は別の役で立ってて、それで自分が拝島をやってるからって、それとの戦い。気にしてないって思ってるかもしれないけど、心のどっかでは戦ってるかもしれない。二人(坂山と忍翔)ともね。

5.今後の山岸千織
喜田:で、まぁ千織はこの後役者としてはやっていくつもりはないっていうけど、Q.12 この後どうすんの?
山岸:うわーきた(笑)。実は6月から地元の名古屋にかえって、歯医者さんで働くんですよ
喜田:ヒュー!(笑)
山岸:なんかちょーはずい(笑)
喜田:俺も(笑)。なまじそういう話してただけにね(笑)。もうね、最後ですよ、正真正銘の。
山岸:そうですよ。
喜田:Q.13 意気込みを
山岸:ここで?(笑)。…常に思うけど、これで悔いを残したら今後の人生を後悔するから、悔いを残さないように、頑張って自分、って思う(笑)。こんな感じかな。
喜田:これは永久にしおむすびブログに残るから。
山岸:あーはずい!

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