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ネガティブなくせ~その1 対立~

インプロのシーンで必ずといっていいほど皆やってしまうのが「対立構造をつくる」である。
これのやっかいな所はやってる側はシーンを作ってる気になってしまうことである。

昨日のとあるシーン。SMの本を読んでいる夫に対して反発する妻。
一見良さげだが、大概は以降この状態が延々と続いてしまう(その時は役者がうまく展開させたが)

役者にとって対立とは安定なのだ。
対立してしまえば先に進む必要がなくなる。予測できない展開にならずに済む。
もちろん頭でこんなことを考えているわけではない。無意識に先に進むことを避けているのだ。
人はとても頭を使って先に進まない。なんて頭のいい生物だろう(皮肉)

役者である以上、こういった癖を取り除いていくことは必要だが、こういったことをダメにしてしまうのももったいない。
ダメなものは、ダメにしてしまうからダメなのであって、それをうまく使ってより興味深いシーンにすることは可能である

例えば今回のシーン。SM本を読んでいた夫が一言。
「SMの何がいけないの?」
こうすればこのシーンはテーマを含む。
即ち「身体を求める男」と「純愛を求める女」という非常に共感できる、深いシーンになる。

インプロでは、失敗を正当化して良しとしてしまう。
世の中には、ダメとされているものが多すぎる。
基準、物差し、評価があるから、ダメなものがダメになる。
大切なのは、評価しないこと。
これは人生においても大切なことなのはなかろうか?
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